座談会

それぞれの現場から、ベテランと若手の土木技術者が帰ってきました。その3人が、土木という仕事について、自分が思う魅力、やりがい、そして職場の雰囲気について本音でトーク。「こんなにがっつり話すのは初めて」と言いながら、早くも和気あいあい。彼らの抱く思いとは?

MEMBER

  • 小川 哲也

    1997年入社
    土木

  • 笠原 隼

    2019年入社
    土木

  • 渡部 涼

    2020年入社
    土木

入社を決めた理由は何ですか?

笠原: 土木の仕事をしようと思ったのは、父が職人で、働く姿がかっこいいと子ども心に思ったのが原点です。中元組は船を持っていて海でも仕事をすると知って、興味を持ちました。
小川: 私も父の影響ですね。工務店をやっている父に「中元組はどうだ」と勧められたのが入社のきっかけだから。
渡部: 僕は大きな構造物を造ってみたいと思っていました。土木か建築かで迷って、気がついたら土木の道へ進んでいました(笑)。中元組については、就職説明会で説明を聞いて、ココだと思いました。
小川: 何がよかった?
渡部: 社員の方の話がおもしろかったんです。あと、新潟県内での工事がほとんどで、転勤がないのもいいと思いました。
笠原: 転勤や長期出張がないのは大きなプラス。親も安心して喜んでくれました。

会社はどんな雰囲気ですか?

渡部: 建設業界のあるあるですが、「土木の人はこわい」ってよく言われますけど、実は優しくておもしろい。見た目がおっかなそうな人こそ優しかったりしますよね。
笠原: まだぺーペーなのでベテランの人と組むことが多いのですが、ほぼほぼ優しい(笑)。僕が言うことを「それ、いいねっかー」と聞いて、ちゃんと受け止めてくれます。
渡部: だから、抵抗なく質問したり、相談したりできる。社内はフラットな雰囲気ですよね。大会社と違って、アットホームにまとまっている感じがします。
小川: うちは、いい意味で「ゆるさ」がある会社。仕事の自由度が高いと言えばいいかな。現場管理では、大きな裁量権を持たせくれるから、自分で思うように仕事を進められます。
渡部: 働き方も自由が利きますよね。「早く帰れるときは早く帰れ」と言ってもらえるし。
小川: もう3Kではないでしょう、建設は。働き方改革も進んでいるし、PCやソフト、進化した機器のおかげもあって、現場はずいぶん変わったと思います。

仕事のやりがいはどんな時に感じますか?

笠原: 入社してから、完成まで経験したのは、アユの魚道を作る工事1件だけですが、工事が進み、だんだん形ができていくのを自分の目で確かめられるのは、おもしろかったです。自然に優しい工事で、時代に合致した新しいことをしてると思えて、やりがいを感じました。
小川: 工事って同じ状況がないよね。同じものを造るのでも、場所や条件によって全然違ってくるでしょう。私は同じことの繰り返しが好きじゃないから、毎回違うのが楽しい。
渡部: 工事も多彩ですよね。橋梁や水門、道路、防潮堤とか対象はいろいろで、新たに造ったり改修したりと内容もいろいろ。今、砂を防ぐネットを設置する飛砂防止対策工事に取り掛かっていますが、これも初めての経験。
小川: 若い頃は、完成した時にやりがいを感じたものでしたが、今は、引き渡し後に造ったものがきちんと機能しているかどうかを確かめに行って、その時にしみじみと「よし」と思うようになりましたね。土木って人に使われるものだから。
渡部: 確かにそうだ、これから僕も見方が変わりそうです。

就活中の方にメッセージをお願いします。

笠原: 大きなものがちょっとずつできていく過程に立ち合うのは、モノづくりが好きな人ならたまらなくおもしろい経験だと思います。それも、大勢の人たちが関わって造っていくので、達成感は大きいですよ。
小川: 施工管理は、現場のトップ。スケジュールも予算もすべてを自分で管理するので、一つの会社を任されたくらいの手応えがあります。こういう仕事はそうそうないんじゃないかな。
渡部: 土木や建築は、人が生活していくのに必要不可欠なものだから、人がいる限りなくならない。不況にも強い仕事だと思います。
笠原: 社内では、若手は勉強して資格を取るという風土ができていて、上司や先輩が指導してくれたり、教材を譲ってくれたりと親身になって支えてくれます。学べる環境があるのは力強いです。
小川:ベテランも頑張りますよ。土木・建築分野には資格が山のようにあって、取得すればできることが増えるし、自分の財産にもなるから。解体工事施工技士資格を取りますよ。
渡部: 後輩ができたらちゃんと教えられるよう、僕も頑張らないと。
小川: おっ、頼もしい。
笠原: みんなで待っているので、ぜひ応募してください!